三十歳を越える考古学者役に十代の剛力彩芽とは余りに無理がある

洋画の吹き替え版での上映が当たり前になって、
昔と違ってプロの俳優声優ではなく、
売り出し中のタレントが声をあてることが増えました。

売り出し中ということで
まだ素人のような技量しかない人も多く、
当然その吹き替えのひどさが叩かれることになるのですが、

そのうちでも「プロメテウス」での剛力彩芽の起用は無理がありすぎました。

それ以前から、”ゴリ押し”などとネットなどで叩かれてきた剛力彩芽ですが、
演技力が備わっていれば自ずからそんな非難など声が小さくなり、
悪い評判など跳ね返すことが出来るはずです。

しかし、この「プロメテウス」での吹き替え演技は
その悪評を裏書きするような酷さで、
“ゴリ押し”というのは本当だと納得させられてしまいます。

大体、彼女が吹き替えた役というのが考古学者です。

しかも三十を軽く超えているという設定なので、
年齢の点でも合いません。

そして、特にキャスティングの無理矢理さがあからさまになってしまうのが、
パニックに陥ったり、叫んで声を張り上げたりする場面でしょう。

ここでの剛力彩芽の声の演技はまるで女子高校生で、
研究に勤しむ考古学者のものとするにはよほどの想像力が必要です。

宣伝の役にもたつので、
有名人の起用は仕方ない面もあるのでしょうが、
それにも限度があるだろうと思ってしまいます。