冷静に考えたら間違ってしまったとしか思えないキャスティング『天使の恋』

キャスティングを間違えたとしか言いようがない映画と言えば、
『天使の恋』だと思います。

若者からの人気で映画化した作品なのに
主演の佐々木希さんの大根役者ぶりが酷く
内容が好きなだけにとても残念でした。

佐々木希さんは、
美人というだけで演技に向いているとは思えませんでした。

出来れば、もっと実力のある若手女優さんの方が適任だったと思います。

例えば、戸田恵梨香さんや新垣結衣さん、
石原さとみさんなどです。

美人で演技も出来るモデルさんならたくさんいるのに、
どうして佐々木希さんが抜擢されたのかは謎です。

さらに、脇役ではなく主役というのも不思議で仕方ありません。

脇を固める俳優さんが谷原章介さんなどの実力派俳優なだけに、
佐々木希さんの演技が余計に悪目立ちしていた印象です。

映画の主演は、オーディションで実力のある人が選出されるようにするべきだと、個人的には思います。

いくら美人でも、演技がままならない女優さんでは内容に集中できません。

とはいえ、佐々木希さんは与えられた仕事をしただけで、
決して悪い訳ではありません。

映画のデキは、やはり監督の責任です。

この映画は演技のことは置いておいても、
どこを切り取ってもイマイチな印象でした。

衣装もいかにもな感じで全く個性的なものではありません。
後で余韻にふけるようなカットも見られませんでした。

映画の小物に関しては、見ている人は見ていて、
好き者は後でレプリカを購入したりする人もいるそうです。

ですが残念ながらこの映画には、
そのような小物は私にとってはありませんでした。

実写版「ジョジョの奇妙な冒険」の山崎賢人さんが合わない気が

本当に私の周りからでも文句が多く聞こえてくるこの実写版「ジョジョ」

まだ上映はされてはおらず、2018年になるのだとか。

東方丈助役には恋愛系映画とかに多数出ている「山崎賢人」さん。

なぜあんな草食系男子で女っぽい顔に見える人が丈助なんでしょうか?

丈助は結構ワイルド系です。

山崎さんみたいなヒョロヒョロではなく、
結構ガッシリした体格です。

山崎さんみたいな綺麗な顔をしてるとか男前な訳でもないです。

私はこの配役を知った時「小栗旬の方がよくない?」と思いました。

確かに小栗旬さんは年齢がいってますけど
私の中ではたくましく見える体格と顔つきなので丈助に合いそうだと。

ルパンを実写で演じられた小栗さんなら
きっと丈助役も作り込んで演じてくれそうです。

にしても、なぜ山崎さんを丈助に抜擢したのでしょうか?

山崎さんの映画をいくつか観たことがありますが、
本当に貧弱に見える優男のイメージしかありません。

それを覆して丈助のようになれるのなら素晴らしいですけど。

そりゃぁ3部まで出てきていたDIOも「貧弱貧弱~っ!」って言いますよ!

山崎さんはロハン役の方が似合っている気がします。

今からでもキャスティング変えてほしいです。

三十歳を越える考古学者役に十代の剛力彩芽とは余りに無理がある

洋画の吹き替え版での上映が当たり前になって、
昔と違ってプロの俳優声優ではなく、
売り出し中のタレントが声をあてることが増えました。

売り出し中ということで
まだ素人のような技量しかない人も多く、
当然その吹き替えのひどさが叩かれることになるのですが、

そのうちでも「プロメテウス」での剛力彩芽の起用は無理がありすぎました。

それ以前から、”ゴリ押し”などとネットなどで叩かれてきた剛力彩芽ですが、
演技力が備わっていれば自ずからそんな非難など声が小さくなり、
悪い評判など跳ね返すことが出来るはずです。

しかし、この「プロメテウス」での吹き替え演技は
その悪評を裏書きするような酷さで、
“ゴリ押し”というのは本当だと納得させられてしまいます。

大体、彼女が吹き替えた役というのが考古学者です。

しかも三十を軽く超えているという設定なので、
年齢の点でも合いません。

そして、特にキャスティングの無理矢理さがあからさまになってしまうのが、
パニックに陥ったり、叫んで声を張り上げたりする場面でしょう。

ここでの剛力彩芽の声の演技はまるで女子高校生で、
研究に勤しむ考古学者のものとするにはよほどの想像力が必要です。

宣伝の役にもたつので、
有名人の起用は仕方ない面もあるのでしょうが、
それにも限度があるだろうと思ってしまいます。

高評価だが、ジャック・ニコルソンは本当にそれらしく見えるのか?

アカデミー賞にノミネートされるなど演技的に高い評価を得ても、
個人的に納得のゆかないキャスティングというものがあって、
2002年に作られた「アバウト・シュミット」
という映画のジャック・ニコルソンがそうでした。

ここで彼が演じるのは、
長年保険会社でコツコツと働いた末に定年退職する平凡なサラリーマンの役です。

これだけでもニコルソンが今まで演じてきた役とは大きく異なり、
ミスキャストという印象が強いのですが、
もちろん全くイメージを変えた演技を見せ、
勤め人にしか見えないような雰囲気ならば何も文句はありません。

しかし、前半の会社の場面、
そして後半のキャンピングカーで旅をするようになる場面でも、
画面にいるのはいつも通りのジャック・ニコルソンで、
とても定年退職を迎えたサラリーマンには見えないのです。

彼はこの映画で、ゴールデングローブ賞を獲り、
アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされました。

演技を高く評価されているわけですが、
だからと言って役柄にハマっているとは思えないのですが。

厚生労働省の役人という硬い役どころは草彅剛には荷が重すぎる

「黄泉がえり」は公開されてからもう十年以上になりますが、
初めて見た時、キャスティングのひどさに驚いたことはよく覚えています。

主役は草彅剛で、
設定では厚生労働省厚生科学課に勤務する役人ということになっています。

恐らくキャリア組ではなく、
ノンキャリではあるのでしょう。

それにしても、中央のお役人なら地味ながらも事務的な有能さを感じさせる雰囲気があるはずで、
できればインテリ臭のある新劇の俳優がやるべきです。

それが確かに地味ではあるにしろ、
役人的雰囲気など微塵も感じさせない草彅剛が演じるなど、
噴飯物といっても過言ではありません。

おまけに、県庁職員として彼の対応に当たるのが、
こともあろうに寺門ジモンです。

劇中で彼が草彅剛に自己紹介する場面は、
見ていて何かの冗談なのかと思いました。

演技が下手なこともあるのでしょうが、
彼を県庁職員と見なすことなど、
ラーメンをスパゲッティとして客に出すのと変わらない無理矢理さです。

日本映画のキャスティングは芸能事務所が決めるとよく言われます。

この映画の配役を見ていると確かにそうなんだろうと納得する思いです。

椿三十郎役に織田裕二? それでは余りに子供っぽすぎる

日本映画のひどいキャスティングは枚挙に暇がないといっていいほどですが、
リメイクでのミスキャストという事で元になった名作のイメージまで傷つけた酷い例が、
故森田芳光監督の「椿三十郎」です。

昔の黒澤明作品のシナリオをアレンジせずに
そのまま使用するという一種実験的な映画でしたが、
配役まで実験的にしなくてもいいだろ、
と皮肉を言いたくなるくらい、
織田裕二の三十郎役は合っていませんでした。

大体、オリジナルで主役だった三船敏郎は、
日本人の中で掛け値なしに国際的スターといえる唯一の俳優です。

数々の黒澤作品でカリスマ性のある演技を披瀝してきたからこそ、
それだけの人気を外国にまで広げたわけで、
その魅力はオリジナルの「椿三十郎」にも染み渡っていました。

そういう主演スターの力が作品を支えるような映画を、
色々な点で三船の足元にも及ばない織田裕二を主役に迎えて作り直すなど、
企画段階で無理があったというしかありません。

とにかく作品全体の子供っぽさは悲惨というしかありませんでした。

事務所ゴリ押しキャスティングに違和感を感じざるを得ない

芸能事務所のゴリ押しによって
主演ありきで決められた実写化映画がひどいと思います。

例で言うと「こち亀」「忍者ハットリ君」の香取慎吾、
「ヤッターマン」の桜井翔と福田沙紀、
「ゲゲゲの鬼太郎」「タイガーマスク」のウエンツ、
「ガッチャマン」の剛力、
「スペースバトルシップヤマト」の木村拓哉などですかね。

あと小栗旬のルパンとか
キャシャーンの伊勢谷とかも批判がある作品だと思います。

実写化の映画のキャスティングに関しては
マッチすることのほうが稀で、
もうそろそろ実写化とかやめたらいいのではないかと思います。

それでも今年以降も漫画原作の実写化映画が続くのはネタがないのか、
娯楽作品として見る人に物語の導入部の説明を手っ取り早く省けるという利点があるのか、
はたまたそれでもオリジナル原作よりも失敗する確率が低く、
赤字になりにくいからなのか、
よくわかりませんがいいかげんこの流れを止めてもらいたいです。

最近で言うと「ジョジョの奇妙な冒険」の実写化が
たいへん漫画ファンから叩かれています。

山崎賢人主演で東方丈助役とか、
テラフォーマーズ失敗してるのに監督が三池貴史だとか、
映画化が発表された時点でネット上で大騒ぎです。

失敗しなければいとは思いますが、
原作を駄目にしてしまうようなことはやめてもらいたいです。

絶世の美少年という役どころに何故彼を起用したのか皆目分からない

大島渚監督は長年タブーや性といったものを扱う監督でしたが、
御法度も晩年にメガホンをとった作品とは思えない程
こちらの胸を鷲掴みにする作品だと思います。

演出や多くの名優の演技によって
重厚ながら妖しい雰囲気が充満した絵が特徴的なのですが…。

デビュー作でもあり、
妖しくて美しい美少年を演じきったと評価が軒並み高い松田龍平なのですが、
正直彼のどの部分を見てこのような評価が出るのか不思議でなりません。

演技もとても上手いとは上手いとは思えませんし…
(これに関しては今でもどの演技によって
彼が俳優として選ばれ続けているのかよくわかりませんが)。

とにかくなぜこのような容姿の男性に、
まわりの武士が惹かれていくのかということを、
彼の姿を見る度に首をかしげてしまうというか、
誰かほかに適当な俳優がいなかったのかなあ、と感じてしまうのです。

でも同世代の俳優ではなかなか見つからないというか、
ただのイケメン俳優ではダメで、
着物姿が様になっていて、
妖しい演技ができる必要もあり…

そう考えると難しいですね。

でも彼は無いだろ…と今でも思ってしまうのです。

何故実写化してしまったのか!?『ジョジョの奇妙な冒険』

ジョジョの奇妙な冒険とは
現在第8部まで連載されている、
コアファンを掴んで離さない大人気シリーズです。

根強い人気を誇り、
2016年度現在第4部のアニメが放送されている真っ最中です。

そしてつい先日
ジョジョファンを戦慄させたビッグニュースが発表されました。

なんと、第4部を実写化するというのです!

確かに第4部以外の部は舞台、
登場人物が日本/日本人では無いため、
日本で実写化をするうえで一番適切だったのは
4部であったことは間違いないでしょう。

しかし一度でもジョジョの奇妙な冒険を手に取った方ならお分かりになるかと思いますが、
あの劇画調の独特な作風、
どのようにして三次元で再現するというのでしょうか。

主人公、東方仗助を演じるのは山崎賢人さんと発表がありました。

仗助さんは女性キャラクターからの人気が高い端正な顔立ちをしている為、
そういった点ではいいのかもしれません。

しかし仗助の185cmという高身長、
高校生とは思えないほどの筋骨隆々とした体格は、
線の細い山崎さんでは再現が難しいように思います。

ならば誰なら出来たのか、
と問われれば思い浮かびませんが、
もう少し体格に恵まれた方の方がよかったのではないでしょうか。

仗助以外のキャラクターももれなくマッチョしかいないような作品です。

キャストが未発表なキャラクターも多いですが、
どれも微妙な予感がしてなりません。